ラボの概要
このラボでは、ステートマシンを使用して Capital Guessing Game (首都当てゲーム) を構築および実行し、ゲームの開始、参加者の追加、質問の実施、スコアの保持などを行う方法を説明します。ステートマシンとは、アプリケーションのフローを定義および可視化する手法のことです。アプリケーションがさまざまな条件下でどのように動作するか、および状態間でどのように遷移するかを指定します。AWS Step Functions を使用すると、ステートマシンを JSON ベースの言語を使用して定義し、AWS マネジメントコンソールを使用して可視化およびテストできます。さらに、他の AWS サービスやサードパーティーアプリケーションと統合できます。
ゲームの開始を担うアプリケーションの Step Functions コードスニペットを更新します。コードを追加した後、AWS サーバーレスアプリケーションモデル (AWS SAM) を使用してアプリケーションを再デプロイします。AWS SAM は、AWS でサーバーレスアプリケーションを構築するためのオープンソースのフレームワークです。AWS CloudFormation を拡張して、サーバーレスアプリケーションに必要な Amazon API Gateway API、AWS Lambda 関数、Amazon DynamoDB テーブルを簡単に定義できる方法を提供します。
AWS SAM がアプリケーションの再デプロイを完了したら、ゲームを開始し、2 番目のブラウザタブを開いて、トリビアゲームをプレイしている 2 人目の参加者をシミュレートします。その後、ゲームの進行に応じて、ステートマシンとそれに従うワークフローを観察します。
目標
このラボを修了すると、以下のことができるようになります。
- 首都当てゲームの機能をテストする。
- ゲームの Step Functions の start_execution コードスニペットを更新する。
- 更新したアプリケーションをデプロイする。
- ステートマシンのワークフローを観察して、アプリケーションがどのように Step Functions を使用しているのかを可視化する。
技術知識の前提条件
このラボを進めるには、以下の技術的知識が必要です。
- AWS マネジメントコンソールの基本的な操作について理解している。
- AWS Cloud9 コードエディタおよびターミナルを使用したスクリプトの編集や実行に習熟している。
- Amazon API Gateway、AWS サーバーレスアプリケーションモデル (AWS SAM)、AWS Lambda、AWS CloudFormation、AWS Step Functions の基本的な知識があり、使い慣れている。
- AWS のサービスやサーバーレスコンピューティングに関する経験は役立つが、必須ではない。
所要時間
このラボの所要時間は 60 分です。
アイコンキー
このラボでは、さまざまな種類の手順と注記への注意を促すため、各種アイコンが使用されています。以下のリストは、各アイコンの目的を説明したものです。
- コマンド: 実行する必要があるコマンドを表す。
- 想定される出力: 出力のサンプルであり、コマンドまたは編集済みファイルの出力を確認するときに使用する。
- 注意: ヒントや重要なガイダンス。
- 検討: ある概念を自分の環境でどのように応用できるかを考えたり、学習中のトピックについて議論したりする時間。
