Class Central is learner-supported. When you buy through links on our site, we may earn an affiliate commission.

gacco

ひとと動物の心理学 (ga050)

Otemae University via gacco

This course may be unavailable.

Overview

どうして私たちは、犬や猫などのペットと暮らすのでしょうか。
欧米でも日本でも、大昔からつい最近まで、家庭で飼われる動物は使役動物の延長でしかありませんでした。犬は家を守る番犬として、屋外で鎖につながれていました。猫はねずみから家屋や農作物を守り、日々近所をパトロールし、恋の季節になると何日も家に帰ってきませんでした。気候が厳しい屋外での暮らし。けがや病気も多く、犬も猫も寿命は今ほど長くはありませんでした。

しかし、私たちの生活が豊かになるにつれて、そして家族の形態が大家族から核家族に変わるにつれて、屋外で暮らしていた動物たちは、部屋の中で大切に飼われる存在となりました。
そして私たちと動物との関係も、1980年代後半頃からの、純血種の犬や猫を「手に入れる」ことに価値を見出すようになった、いわゆる「ペットブーム」の時代を経て、単なる愛玩の対象から大切な「家族の一員」として、犬や猫を見る動きが顕著となりました。

このように、動物といっしょに家の中で暮らすようになり、とても身近な存在となったいま、私たちは動物から何を与えてもらっているのでしょうか。
本講座「ひとと動物の心理学」では、ひとと動物との関係に様々な角度から光を当て、心理学的考察を交えつつ、この問いへの答えを考えていこうと思います。

本講座は、4つのパートからなります。
第1週では、私たちが動物と築く関係性―愛着の絆について考えます。
第2週では、動物との暮らしがもたらす、心身の健康への効果について考えます。
第3週では、動物と暮らすことの「影」の部分について考えます。
そして第4週では、子どもたちが動物と良い関係を築いていくために、私たちおとなが伝えていくべきことについて考えます。

Taught by

Sakai Ken and Nakajima Yuka

Tags

Reviews

Start your review of ひとと動物の心理学 (ga050)

Never Stop Learning.

Get personalized course recommendations, track subjects and courses with reminders, and more.

Someone learning on their laptop while sitting on the floor.