モチベーションは、目標に向かってがんばってみよう、やってやるぞ!という意欲であり、人を動かす原動力である。モチベーションは科学的探究の対象であり、心理学や経営学の領域では、現在に至るまで数多くの研究が蓄積されてきている。
この講義ではまず、モチベーションのメカニズムを知り、モチベーションにアプローチする手がかりを整理することで、モチベーションという現象をどのようにとらえていけばよいかを明らかにしていく。また、モチベーションはどのようなプロセスをたどって高まったり低まったりするのか。目標はモチベーションにどのような影響を及ぼすのか。集団・組織の中で、また働く視点から、well-beingを目ざしモチベーションをどのようにコントロールしていけばよいか。そのヒントを探っていく。
第1週では、「モチベーションとは何か」について、科学的探究の視点からモチベーションを考えていく。
第2週では、「目標とモチベーション」をテーマに、目標がどのように私たちのモチベーションに関わるのかを探る。
第3週では、何が満足感を高めるのか、内発的モチベーションとは何かを考えていく。
最終の第4週では、職場でのモチベーション・マネジメントに関する問題をとりあげ考えていく。
モチベーションに関わる問題、モチベーションを探る手がかりはたくさんある。学校、企業・組織、政治、そして私たち自身が、どうすれば前進に向けてのエネルギーを高めていくことができるか、どうすればもっと元気になれるか。モチベーション・マネジメントがいまほど問われている時代はないのである。
Overview
Taught by
Tsunoyama Tsuyoshi