ラボの概要
Amazon Elastic File System (EFS) を検討する場合は、ファイルシステムのパフォーマンスの特性と、Amazon EC2 のインスタンスタイプ、I/O サイズ、および並列度がパフォーマンスに与える影響について理解しておく必要があります。このラボでは、さまざまなファイル作成ツールとコピーツールを使用して、Amazon Elastic Cloud Compute (EC2) の異なるインスタンスタイプ、I/O、および Amazon EFS にアクセスするスレッド数が、パフォーマンスにどのような影響を与えるのかを示すシナリオを確認します。また、Amazon CloudWatch ダッシュボードで、メトリクス数式を用いて作成されたカスタムメトリクスを使用し、アクティビティを共通のストレージメトリクスを使用してモニタリングします。
取り上げるトピック
このラボの目的は、以下のとおりです。
- EC2 インスタンスタイプが EFS パフォーマンスにどのような影響を与えるかを示します。
- I/O サイズ (ブロックサイズ) と同期の頻度が EFS パフォーマンスにどのような影響を与えるかを示します。
- EFS にアクセスするスレッド数を増加させることにより、パフォーマンスがどのように向上するかを示します。
- EFS ファイルシステムにアクセスするときに、異なるファイル転送ツールがパフォーマンスにどのような影響を与えるかを示します。
- 複数の EC2 インスタンスを使用したスケールアウトデータ転送により、EFS パフォーマンスがどのように向上するかを示します。
技術知識の前提条件
このラボを完了するには、AWS マネジメントコンソールの基本的なナビゲーション、ストレージ、およびネットワークの概念に関する知識が必要です。また、基本的な Linux CLI コマンドを使い慣れている必要があります。
アイコンキー
このラボでは、ガイドの特定部分への注意を促すため、さまざまなアイコンが使用されています。以下のリストは、各アイコンの目的を説明したものです。
- コマンド: 実行する必要があるコマンドです。
- 想定される出力: 出力のサンプルであり、コマンドまたは編集済みファイルの出力を確認するときに使用します。
- 注意: ヒントや重要なガイダンスです。
- 警告: 特記事項または重要な情報です (この情報を読み忘れても、機器やデータに問題が発生するというわけではありませんが、特定のステップを繰り返す必要が生じる可能性があります)。
- 追加情報: 詳細を確認できます。
- 検討: ここでは、少し時間を取ってそのコンセプトをどうすれば自分の環境に応用できるか考えたり、学習中のトピックについて議論したりします。