ラボの概要
このラボでは、量子回路シミュレーターで回路を作成して Amazon Braket サービスをデモンストレーションします。このラボは、Amazon Braket を使用した量子演算の実行を詳しく学べる没入型の学習体験を提供します。ラボでは Amazon Braket ノートブックインスタンスを使用して、量子コンピューティングを実行できます。ラボでは完全な状態ベクトルシミュレーター (SV1) とテンソルネットワークシミュレーター (TN1) デバイスを使用して、最初の量子回路を作成します。 AWS コンソールにログインし、Amazon Braket ノートブックに移動して、Amazon Braket ノートブック内で量子演算を実行します。Amazon Braket ノートブック内で、GHZ 状態 (3 名の物理学者、Greengerger、Horne、Zeiilinger にちなんで名付けられた) を準備します。GHZ 状態は、量子コンピューティングの「Hello World」チュートリアルとよく呼ばれます。 量子タスクが完了すると、結果は Amazon S3 バケットに保存され、そこで結果をダウンロードして確認できます。
目標
本ラボを修了すると、次のことができるようになります。
- Amazon Braket が提供する量子デバイスに関する一般的な知識を持つ。
- Amazon Quantum 回路シミュレーターで GHZ 量子回路を作成する。
- Amazon Braket サービスによって Amazon S3 に保存された最初の量子回路の結果を表示する。
前提条件
このラボには以下が必要です。
- AWS マネジメントコンソールの基本的な操作について理解している。
- Jupyter Notebook や Python スクリプトの実行に精通している。
- 量子コンピューティングに関する一般的な認識と量子回路の理解。
所要時間
このラボの所要時間は 30 分です
アイコンキー
このラボでは、さまざまな種類の手順と注記への注意を促すため、各種アイコンが使用されています。以下のリストは、各アイコンの目的を説明したものです。
- お疲れ様でした: ラボが終了しました。
- 注意: ヒントや重要なガイダンス。
- 詳細はこちら: 詳細情報が記載されている場所を示す。
ラボ環境
以下の図は、ラボ環境の基本的なアーキテクチャを示しています。
イメージの説明: 上の図は、外部ユーザーから Amazon Braket ノートブックインスタンスへのデータフローを示しており、ノートブックインスタンスでは Amazon Braket のタスクが定義されています。これらのタスク定義は、Amazon Braket テンソルネットワークオンデマンドシミュレーターと状態ベクトルシミュレーターで処理するために Amazon Braket サービス API に送信されます。Amazon Braket API とシミュレーターがタスクを処理した後、Amazon Braket は結果を Amazon S3 バケットに返します
図に含まれている主なリソースの詳細は、以下のとおりです。
- Amazon Braket ノートブックインスタンス
- Amazon Braket サービス
- Amazon Braket テンソルネットワークオンデマンドシミュレーター
- Amazon Braket 状態ベクトルオンデマンドシミュレーター
- 結果用の Amazon S3 バケット