What you'll learn:
- 数学・プログラミングなしでG検定に必要なディープラーニングの基礎を習得する
- AIをビジネス・企画に活かしていくための基礎知識を習得する
このコースの目的:数学なしにAIの全体像を理解し、G検定の対策を始められるようになる
現在、デジタルトランスフォーメーションの必要性が高まる中、その中心ともいえるテーマがAIの活用です。
2019年に閣議決定された「AI戦略2019」では、「数理・データサイエンス・AI」はデジタル時代の「読み・書き・そろばん」であるとして、2025年までにデータサイエンスやAIを各専門分野で活用できる人材を25万人育てるという目標を掲げました。また、ビジネスでAI活用が広がるためには、エンジニアだけではなく、ビジネスサイドにもAIを正しく理解する人材の育成が大きな課題と言われています。
そのようなビジネスサイドのAI人材を認定する検定として、ディープラーニング協会が主催する「ディープラーニング ジェネラリスト検定(通称G検定)」があります。2019年度には検定合格者が1万人を突破し、ニュース番組の特集で取り上げられるなど徐々に注目されるようになりました。
しかしビジネスサイド、特に文系の方にとって、AIやディープラーニングに取り組むうえで、技術的な知識や特に数学への苦手意識が大きなハードルとなることが多いのも事実です。
このコースは自らも2019年度・第2回のG検定に挑戦・合格した文系・ビジネスサイドの講師が、自らの学習経験をもとにした学習法・活用資料などを紹介するとともに、数学なしにディープラーニングのモデル構築を体験することで、初学者の方でも短時間でディープラーニングの全体像を理解できることを目的としています。
このコースの構成:基礎知識を理解し、ディープラーニングの実装を体験する
コースの前半では、G検定の概要およびG検定合格に向けた学習法をご紹介するとともに、AI学習のスタートラインに立つための基礎知識を解説します。講師が自らの受検対策用に作成した資料類等もご提供させていただきます。
このコースの後半では、数学なしに機械学習やディープラーニングの仕組みを理解します。「MatrixFlow」という最先端のビジュアルAIツールを利用して実際に「犬と猫」の画像を正しく分類するAIを作成します。また、自然言語処理のAIを作ってニュースサイトの内容の分類にも取り組んでみます。機械学習やディープラーニングの仕組みについても、「MatrixFlow」の開発に関わる専門講師がわかりやすく解説をしていきます。
したがって、この講座では数学は全くでてきませんのでご安心ください。リラックスして全体を学習していただければと思います。
学習の対象者と注意事項
このコースはAIの全体像を理解したい方、手軽にディープラーニングの実装を体験したい方などの初心者の方を想定して作成しました。また、初心者の方がディープラーニングG検定を受検される方の入口教材としてもご利用いただけます。
なお、数学なしにディープラーニングの全体像をつかむ という目的を優先したため、すでにAIについて学習を進めている方にとっては内容が簡単すぎると思います。また専門家の方から見ると、厳密には例外がある・・といったご指摘を受ける箇所があることをご容赦ください。
このコースの学習のみでG検定の合格を保証するものではありません。また、2021年度より改訂されたG検定の新シラバスで追加された内容には対応しておりません。G検定の最新の内容については、ディープラーニング協会のWebページや公式テキスト等でご確認いただくことをお勧めします。
また、コース後半の実習のために、「MatrixFlow」の利用アカウントが必要になります。通常は有料のサービスですが、この講座を受講される方には2時間無料で利用できるアカウントをご用意しています。このアカウントの利用により費用が発生することは一切ありませんので安心してご受講ください。
このコースの学習が、AI・ディープラーニングに対する興味・関心を高め、さらに進んだ学習に取り組む入口となることを願っています。