このコースでは、まず日本の貴重書で使用されているさまざまな和紙の製造方法、材料、歴史、定義を理解します。その上で、代表的な装訂である巻子本や袋綴本の製造事例をもとに和紙を用いた書物の製造について、そして日本・海外の事例を元に和紙を用いた書物などの修復方法について学びます。こうした和紙についてその性質をより詳しく知るための観察方法についても確認します。
また、和紙について理解を深めたうえで、様々な装訂の書物で使用されている紙に焦点を当て、慶應義塾大学が所蔵するたくさんの美しい書物をもとに、さまざまな和紙の装飾技法についても学びます。
※このコースは英語版もございます。英語版では海外の学習者との交流をよりお楽しみいただけます。
The English version of this course is available.
このコースは、日本の古書や紙全般に興味をお持ちの幅広い学習者を対象としていますすが、特に、図書館員、書店の専門家、研究者、デザイナー、また、書物の修復に興味のある方などにとっては、非常に有益な情報を多く含む内容となっています。 なお、このコースでは、画像、映像など視覚的な資料を多くの利用しているため、残念ながら、視覚障害のある学習者がコンテンツの一部にアクセスできない可能性がありますことをご了承ください。 ビデオは日本語で、日英の字幕付きで提供されます。
このコースに関する質問やコメントは、日本語、英語でも投稿いただいて構いません。回答は基本的に日本語で回答させていただきます。