日本では、地震・豪雨などの自然現象によって多様な災害が発生します。東日本大震災では、地震直後に沿岸域を襲った津波によって多くの方が犠牲になり、広域にわたる大規模災害となりました。梅雨前線や台風などがもたらす豪雨によって、河川の氾濫・斜面崩壊・土石流などが発生し、都市とその周辺が被災しています。今後も、南海トラフ地震や地球温暖化による気象の極端化などが懸念されており、災害リスクが増大する恐れがあります。この講座では、災害リスクをどのようにとらえ、災害への備えや災害時の対応をどのように考えればよいのか、さらに災害を防ぐために個人と地域がどのように取り組めばよいのかについて、それぞれ基本的な事項について考えてゆきます。
Overview
Taught by
Masahiko Mori, Takashi Shigematsu and Masayuki Nakako