このコースでは、システムオペレーターやシステム運用機能の実行者向けに、自動化および再現が可能な、ネットワークやシステムのデプロイを AWS で管理して運用する方法について説明します。サービス、ネットワーク、システムのインストール、構成、自動化、モニタリング、保護、保守、トラブルシューティングなど、システム運用機能について学習します。このコースでは、AWS の機能、ツール、これらの機能に関連するベストプラクティスについても説明します。
コースの目標
このコースでは、以下について学習します。
- Well-Architected Framework の柱である運用上の優秀性のさまざまなフェーズをサポートする AWS のサービスを確認する
- AWS アカウント、AWS Organizations、AWS Identity and Access Management (IAM) を使用して AWS リソースへのアクセスを管理する
- AWS Systems Manager、AWS CloudTrail、AWS Config などの AWS のサービスを使用して、使用中の AWS リソースのインベントリを管理する
- メタデータタグ、Amazon マシンイメージ (AMI)、AWS Control Tower を使用してリソースのデプロイ戦略を策定し、AWS クラウド環境のデプロイと保守を行う
- AWS CloudFormation や AWS Service Catalog などの AWS のサービスを使用してリソースのデプロイを自動化する
- AWS のサービスを使用して、デプロイやパッチなどの CloudOps ライフサイクルプロセスによって AWS リソースを管理する
- Amazon Route 53 や Elastic Load Balancing などの AWS のサービスを使用する可用性の高いクラウド環境を設定して、最適なレイテンシーとパフォーマンスを実現するようにトラフィックをルーティングする
- 需要に基づいてクラウド環境をスケールアウトするように AWS Auto Scaling と Amazon EC2 Auto Scaling を設定する
- Amazon CloudWatch と、アラーム、ダッシュボード、ウィジェットなどの関連機能を使用してクラウド環境をモニタリングする
- AWS CloudTrail や AWS Config などの AWS のサービスを使用して、アクセス許可を管理し、クラウド環境でのアクティビティを追跡する
- リソースを Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) にデプロイし、Amazon VPC への必要な接続を確立し、サービスの中断からリソースを保護する
- AWS クラウド環境にマウント可能なストレージの目的、利点、適切なユースケースを述べる
- Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) や Amazon S3 Glacier など、AWS Cloud のオブジェクトストレージの運用特性について説明する
- AWS Cost Explorer や AWS のコストと使用状況レポートなどのサービスを使用して、クラウドコストを収集、最適化、予測する包括的な費用モデルを構築する
対象者
このコースは以下のような方を対象としています。
- AWS クラウドを運用するシステム管理者とシステムオペレーター
- システム運用に関する知識を強化したい情報技術担当者
前提条件
このコースを受講するにあたり、次の前提条件を満たしておくことをお勧めします。
- AWS Technical Essentials コースの修了
- ソフトウェア開発またはシステム管理の経験
- コマンドラインでオペレーティングシステムを管理する能力 (Linux 環境でのシェルスクリプト、Windows での cmd/PowerShell など)
- ネットワーキングプロトコル (TCP/IP、HTTP) に関する基礎知識
コースの概要
- モジュール 1 - Cloud Operations on AWS の概要
- モジュール 2 - アクセス管理
- モジュール 3 - システム検出
- モジュール 4 - リソースのデプロイと更新
- モジュール 5 - リソースデプロイの自動化
- モジュール 6 - リソースの管理
- モジュール 7 - 高可用性システムの構成
- モジュール 8 - スケーリングの自動化
- モジュール 9 - システム正常性のモニタリングと維持
- モジュール 10 - データセキュリティとシステム監査
- モジュール 11 - 安全性と耐障害性に優れたネットワーク運用
- モジュール 12 - マウント可能なストレージ
- モジュール 13 - オブジェクトストレージ
- モジュール 14 - コストのレポート、アラート、最適化