コースの説明
組織やビジネスの成長に伴って、Amazon S3 に存在するオブジェクトと対話するユーザー、アプリケーション、その他の AWS サービスは増えていきます。このようなインタラクションのパフォーマンスを最適化すると、ダウンタイムの最小化、効率の向上、カスタマーエクスペリエンスの向上に役立ちます。
このコースでは、Amazon S3 を使用するときに最適なパフォーマンスを得るために使用できる機能とテクニックについて学習します。Amazon S3 のパフォーマンスをモニタリングするツールについても学習します。
• コースレベル: 上級
• 所要時間: 60 分
アクティビティ
このカリキュラムには、対話型レッスン、デモンストレーション、知識確認テストが含まれます。
コースの目標
このコースでは、以下について学習します。
• プレフィックスを使用して Amazon S3 のパフォーマンスを向上させる
• タイムアウト、再試行、バックオフを実装して、接続の遅延に対処する
• 並列化を実装してスループットを最適化する
• Amazon S3 Select を実装して特定のオブジェクトデータを取得する
• Amazon CloudFront を使用してコンテンツ配信を高速化する
• Transfer Acceleration を使用して地理的に分散したデータ転送を高速化する
• Amazon CloudWatch を使用してAmazon S3 のパフォーマンスをモニタリングする
対象者
このコースは以下のような方を対象としています。
• クラウドアーキテクト
• ストレージアーキテクト
• デベロッパー
• オペレーションエンジニア
前提条件
このコースを受講するにあたって、以下の前提条件を満たしておくことをお勧めします。
• AWS でのアーキテクチャ設計、または同等の経験を修了していること
• Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) の開始方法を完了
• Getting Started with AWS Storage を修了していること
コースの概要
セクション 1: プレフィックスの使用
• Amazon S3 命名スキームのレビュー
• Amazon S3 プレフィックスのパーティショニング
• プレフィックスの命名に関する考慮事項
セクション 2: 接続を水平方向にスケーリングする
• 並列化の概要
• マルチパートアップロードを実装する利点
• マルチパートアップロードのプロセス
• マルチパートアップロードを使用したオブジェクトのアップロード
セクション 3: 接続の遅延と障害に対処する
• 接続遅延と障害に対処するテクニック
• AWS でのタイムアウトと再試行の実装
• タイムアウトと再試行を実装する際の一般的なガイドライン
セクション 4: Amazon S3 Select を使用してデータ転送量を削減する
• 要件と制限
• Amazon S3 Select を使用する
• Amazon EMR との統合
セクション 5: Amazon CloudFront を使用してコンテンツ配信を高速化する
• CloudFront を設定してコンテンツを配信する
• CloudFront におけるユーザーへのコンテンツ配信の仕組み
• CloudFront ディストリビューションの保護
セクション 6: 地理的に分散したデータ転送を Transfer Acceleration で高速化する
• Transfer Acceleration を使用する場合
• 高速リクエストと非高速リクエストの比較
• Transfer Acceleration を使用する際の要件と考慮事項
• Transfer Acceleration の使用
セクション 7: Amazon CloudWatch でAmazon S3 のパフォーマンスをモニタリングする
• CloudWatch の主な要素
• CloudWatch でモニタリングできる Amazon S3 メトリクス