昨今、学習者の主体的・対話的で深い学び、すなわち「アクティブ・ラーニング」という言葉が教育界を取り巻いています。もちろん、これまでも、そしてこれからも、学習の主体は「学習者」です。しかしながら、その学習を支え促す教材や環境などを「デザイン」する主体は「教師」です。そうした理念に基づいて、本講座「アクティブで深い学びのデザイン」は創られました。
この講座では、基本的な問いである「アクティブ・ラーニングで学習者にいかなる資質・能力を育むのか」というところから、「その学びをデザインする教師の役割はどのようなものなのか」といった問いについて、一緒に考えていきます。
また、形だけのアクティブ・ラーニングではなく、学習者自身が自らの思考を深め、それに基づくアクションを展開できるために、1つひとつの授業においていかなる工夫をし、単元・年間のカリキュラムデザインをどのように構成するのかについて、理論的・実践的に学びます。
加えて、教師がコミュニティをつくることによって、アクティブ・ラーニングを基軸とするカリキュラムを開発するための集合知を構築するヴィジョンも提示します。
主に、教師や教師を目指す学生を対象とした内容となっていますが、広く人事研修・教育に関心のある方にも受講していただけます。